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チェンマイより発信

3525.チェンマイ銀砂館の日々■<愚駄本/其の4> 2021/01/24

  No.3519(最強雑学)に続く雑本シリーズNo.4。『現代人のための仏教/平川彰』蛇。
コーユーのは、その辺にゴロゴロおる“金儲け坊主”や、その先棒かつぎの“葬儀屋”などが読むとエエの蛇が、ソーユーのは『檀家を騙して金を稼ぐ方法』といった実用書しか読まん。 バカは措き、平川先生からチョイ抜き書きってみますか・・・。
 聖道門と浄土門の違いデス。前者は「自分の力によって修行し、悟りに至ろうとする」。対して後者は「自力をたのむことを捨てている」。これは人間観の違いの問題で、自分の内の悪魔的なるこそ自己自身であると受け止めるか、あるいはこれを否定する力、つまり善なる力を自己の本性であると見るかの違いである~。
●聖道門の立場:自性清浄とか仏性を表面に立てる。
●浄土門の立場:利己心こそが自我であると受け止めると、自己がある限り利己心はなくならないので、自己の力に対する絶望とか無力の自覚が起こらざるを得ない。⇒自己ならざる大いなる力にすがって救われたい、という願いが起きる。
 ヤー、いいですねェー。愚駄本をバカにしちゃーイカンですヨ、わあったかァ?

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