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チェンマイより発信

3675.チェンマイ銀砂館の日々■<ヤー、日本語デスねェ> 2021/08/20

 二冊の本をチラリ見したデス蛇。『日本語練習帳/大野晋・岩波』『日本語のために/丸谷才一・新潮』
 ヤー、期せずして同じ引用があるノー、発見したデス。志賀直哉蛇が、少しく長くなる象・・・。『そこで私は此際、日本は思い切って世界中で一番いい言語、一番美しい言語をとって、その儘、国語に採用してはどうかと考えている。それにはフランス語が最もいいのではないかと思う。(中略)外国語に不案内な私はフランス語採用を自信を以っていう程、具体的に分かっているわけではないが、フランス語を想ったのは、フランスは文化の進んだ国であり、小説を読んで見ても何か日本人と通ずるものがあると思われるし、フランスの詩には和歌俳句の境地と共通するものがあると云われているし、文人達によって或る時、整理された言葉ともいうし、そういう意味で、フランス語が.よさそうな気がするのである。~』(改造:昭和21年4月号)
 これに対して二人は、
❶ 大野:敗戦という未経験の混乱状態が、日本語とともに生きてきたこの作家の心まで顛倒させ、こうした発言をさせるのだと私は思いました。ところが11年後の「芸術夜話」の座談会でも~。
❷ 丸谷:まったく無茶苦茶な議論で、馬鹿につける薬はないとどなりつけたくなるが、そこを我慢して批判をおこなえば、たとへ日本語にいろいろ欠点があるとしても、日本語自体を捨ててしまったのでは元も子もないではないか~。
唐突にタイトルに戻りましょうか。ヤー、日本語はオモロイですネエ。毎朝HKなどのバカに付き合っとる暇わないっす蛇。ホンマ・・・。

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