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チェンマイより発信

3554.チェンマイ銀砂館の日々■<歌でも詠んでミッカ> 2021/03/05

  霊によって寝転んで書を読むとォ、面白-い奴に出会ったとデス。長くなるデスが・・・。
 『再び歌よみに与ふる書(子規):貫之は下手な歌よみにて『古今集』はくだらぬ集に有之候。その貫之や『古今集』を崇拝するは誠に気の知れぬことなどと申すものの、実はかく申す生も数年前までは『古今集』崇拝の一人にて候ひしかば、今日世人が『古今集』を崇拝する気味合いは能よく存申候。崇拝してゐる間は誠に歌といふものは優美にて『古今集』は殊ことにその粋を抜きたる者とのみ存候ひしも、三年の恋一朝にさめて見れば、あんな意気地いくじのない女に今までばかされてをつた事かと、くやしくも腹立たしく相成候。先づ『古今集』といふ書を取りて第一枚を開くと直ちに「去年とやいはん今年とやいはん」、といふ歌が出て来る、実に呆れ返つた無趣味の歌に有之候~』
 ウン、そうか・・・。俄にジジイわ目覚めた、とデス。今まで古今などに騙されとったが、ソーユーことか。で、俄に現代最先端の歌風を確立するための習作三句を物したとデス。
 「それを出せ」蛇とォ、「まだ、習作ジャと言っとる蛇ロー。牛(モー)二三ヶ月待て」。長くなったが、これも駄作で締めるとスッカ。
 願はくはわれ春風に身をなして憂ある人の門をとはばや(佐々木信綱)

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