ここんとこ、シルクロード関連の二冊を眺めたり、読んだりしとる。これについてチョイ書きをしてみっか･･･。
　ジジイが敬虔な仏教研究者であることはヨー知っとるナ。そんでもって『モンゴルに暮らす』一ノ瀬恵・岩波新書 &『北京・新疆紀行』菊池昌典&山本満・筑摩、の頁を捲り始めたツーことです蛇。
　久しぶりにシルクロードに酔っておりますデス。とくに、一ノ瀬さんは内モンゴルに留学、現地でモンゴル人と結婚したという経歴、興味ぶかいことが多く書いてあります。いまユーラシアの地図を開いてみると、モンゴルは大きく中国の北に位置しており、新疆はその西に広がっている。シルクロードは、その西の新疆ウイグル自治区の砂漠や山脈をつなぐルートと説明される。“一帯一路” などとユー政治路ではなく、仏教の伝来ルートです。
　モンゴルの筆者、一ノ瀬さんは女性だが、行動のエネルギーは凄い。若い女性が単身でモンゴルなどという未開の地に乗り込み、現地の人と結婚などとユー精神に乾杯。特にとくに文化人類学などは、こんな人がするべき学問、と思い知らされます。おしまい。