ジジイが長年にわたってチェンマイの寺の調査をしとることは、訪問して下さる一握りの方はご存知かも知れん。調査を十数年続けてきたが、トラブルとの戦いであった。チェンマイに来て十年ほどは、事情が分からないままに、チェンマイ広域に散在する150寺ほどを片っ端から調査した。車を持っていないので、バスに乗ったりして寺を訪問したのである。調査にはいくつかの方法がある。ブログなどに見る素人のやり方で多いのは、手に入れた資料を纏める、という安直な方法である。寺に行くこともなく“東京発チェンマイ情報”といったことも危惧される･･･。
　文化人類学などの方法論などを繙くと、『調査対象の場所で現地で話される言葉で情報収集を行う』、とユーヨーな“基本のき”が出てくる。これが“当の然太郎”であることはジジイにもヨー分かる。語学などとわ無縁のジジイなどは、最初から問題外の外である。マァ、それでも頑張ってみたとデス蛇。
　せっかくの寺情報なんで、それを地元チェンマイに幾つかある赤新聞の一つに投稿・連載しました。が、バカ編集長に堪忍袋の緒が切れ、八十数回の連載でチョン。色んなことを勉強したので、新規まき直し･･･。