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3298.チェンマイ銀砂館の日々■<月例レポ紹介 1/3> 2020/05/04

 銀砂館ブログは、月末の一週間ほど投稿を休む。チェンマイ暮らしを書いた“トッケイ”という月レポを作成しているのである。「そんなもん、銀砂館の合間に書キャーエエ蛇ないか」、とユーご意見もあろうが、A4レポ用紙で軽―く100枚を超えるツー代物である。銀砂館のヨーな駄ログに関わっている暇はネーの蛇。月レポの配布先は、日本在住のカッキリ10名、気心の知れた知友限定である。今回は、その書き出し部をチラッと紹介してみる象。月レポ“2020年4月号”の書き出部。
  【今月の歌】日永きや 柳見ている 黒格子(ブログ借用)黒格子というのは巫女の家のことらしいが、祈祷の客もやってこない春の日、格子の奥から春風にゆれる柳の緑を見ている巫女の姿。どこか漫画のカットにでもありそうな光景にも思える。ぼんやりとしていては降霊もできまい。日が一番長いのは夏至だからまだ二ヶ月もあるのだが、春分以後、日ごとに長くなってくる日脚を「日永」という季語で表現した日本人。のんびりと気怠いような感覚を巧みに表現した俳句は古今たくさんありそうだ。江戸の俳人、加舎白雄には、こんな句もある。
 ●永き日や 鶏はついばみ 犬は寝る ●春先は はなしの高い 飼鳥屋
 江戸時代には鳥屋のことを飼鳥屋と云ったのだろうか。春は、繁殖期を迎えた雄の鳥が、本能の命じるままにうっとりと恋歌を囀る時期でもあるのだ。鳥屋の店先はとりわけ鳥類のにぎやかな囀りに満ちている。そんな中では人類の話し声もおのずと高くなるという春景だ。
 翻ってチェンマイ、鳥はベランダを荒らしまくりメニーの餌を横取りするワル鳩、早朝から鳴くニワトリ、ヤマドリのようなのもいっぱい。犬もイッパイおるが、ネコを見ることは殆どない。この項、突然おしまい。

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