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チェンマイより発信

3299.チェンマイ銀砂館の日々■<月例レポ紹介 2/3> 2020/05/05

 月レポ“2020年4月号”の中盤部。
【興味】ウソと真実の距離  以下は『佛跡巡禮・前田行基/青葉社』のパクリです蛇。
 アクバル王:ムガル王朝③(1524-1605)と智者ビルバルの対話である。
『「ウソと真実はどれ程違うか」と、ある時アクバルが質問した。「9㎝の差がございます」と、即座にビルバルは答えた。その不思議な答えに、王は何故かと聞き直した。ビルバルは身を乗り出して答える。
 「大王様、よくみてお考え下さい。何故なら、大王様が直接自分の目で確かめずに、人から聞いて行っておられますことには、ウソもありますので真実ではございません。しかし、大王様がご自身の目でしかと確かめて行っておられますことは、全て真実でございます。されば、目と耳との間隔が丁度9㎝ですからそのように申し上げました」。その言葉に感心したアクバルは大いに反省し、インドがイスラム教の治世下になり三百年余り続いたジズヤ(人頭税)の悪税法を先ず改正し、また他の宗教も尊重し善政に努めたので、ついにはアショーカ王に劣らぬ大帝国の版図を治めることが出来たと、伝えられている。
 ◆250頁ほどの面白い本ですよ。チャンコロで外出もままならない昨今、challenge してみてわ ドー蛇ろう?

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