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チェンマイより発信

3137.チェンマイ銀砂館の日々■<原子力発電> 2019/10/27

国策国営で再生を図れ/エネ安保・温暖化対策に不可欠 View Point 2019-10-21
[https://vpoint.jp/opnion/viewpoint/146037.html]
[謝]いつもの倍を超える長さになるが、ジジイの主張に合う記事を見つけたので短縮操作を加えてコンパクトに。
 福島の事故から8年以上が過ぎた現在、何とか稼働している原子炉はわずか9基、そのうち4基は来年にはテロ対策工事のため停止となる可能性がある。廃炉されることになったのが24基である。 残りの原子炉については、原子力規制委員会の許可が下りても地元との関係で、すんなりと再稼働できるかどうか、楽観できない。このような状況が続くと、最悪の場合、今世紀の中頃には日本から原子力が消えてしまうことになりかねない。
進まぬ核燃料サイクル/ 加えて、日本の原子力は幾つかの深刻な問題を抱えている。
❶原子力政策の基幹としてきた核燃料サイクルが順調に進んでいないこと。
❷人材の供給。原子力は複雑かつ巨大な科学技術のかたまりで、この建設、運転、保安、廃炉には現場経験を長年積んだ、有能な人材が不可欠である。
❸高レベル放射性廃棄物の処理については、深い安定地層への埋設が科学的、地質学的には最も望ましいとされているが、引き受ける地元との関係が難しく今後の課題である。
かような八方塞がりの日本の原子力に対して手を拱いていてよいのか。日本の原発には二つの主たる側面がある。 エネルギーの経済的な安定供給と地球温暖化対策である。
●エネルギーの安全保障:現在の日本のエネルギー自給率は10%以下で先進国最低の水準。しかも輸入エネルギーの大半は化石燃料の多くを政治的に不安定な中東に頼っている。脆弱なエネルギー自給率を高めるのは原子力と再生エネルギーの二つだろうが、原子力については純国産エネルギーとして総発電量の2割強は確保したい。
●地球環境問題:世界の喫緊の問題で、そのためには温暖化ガス(主としてCO2)の排出を抑えることである。それには化石燃料に代わるエネルギー源として、原子力と再生可能エネルギーに頼るしか現実的な方法がない。日本はパリ協定(2015)の下で、30年度には2013年度比で温暖化ガスを26%削減することを約束し2050年度までに80%減らすことを宣言しているが、これまでの実績は芳しくない。再生可能エネルギーの開発は大切だが、本質的に供給不安定であり、これを補う大容量の蓄電装置の開発には時間がかかるし、それまではバックアップの電源が必要である。従って現実的には日本としては、エネルギーミックスとして原子力は不可欠~。
◆筆者が言っていることは至極当然。が、この当然を理解できないのがイッパイいる。「事故が起きたらドーするんです?」「火力・水力発電なら事故は起きない、とでも?」。「再生可能エネルギーがありますよ」そんなもん100年経ってもものにならん。ジジイはいつも言ってるダローが、「ヤッパ電気ウナギですよ…」。
 どこかで聞いた論と同じである。「みんなで平和を唱えていれば平和が来るんデス…」。で、「エネ不足が起きたらどーするんです?」「悪いのは政府ですよ、政府!」。

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