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チェンマイより発信

3124.チェンマイ銀砂館の日々■<ワル・long stayer> 2019/10/13

 「チェンマイにわ、ロンステ・ワルはおらんのか?」と訊くの蛇ナ、「佃煮にするほどおる!」。今日は特別に、とっておきのワルを紹介してミッカ・・・。“ハングラ・わる”、とユー奴じゃ。これが貧民窟から出た先の曲がり角のところに巣くっておる。メニーの家のすぐ前じゃ。ワルではあるが、ジジイは「センセイ!」、と呼び掛ける。
 先日のことである。「センセ、着るモンはネーのかい?」。赤シャツの胸から下を切り落としたヨーな、妙なものを着て庭先をウロツイテおるのを見たのである。「近ごろ、少し涼しくなってきた蛇ロー。長いのを着ると暑いし、何か着んと肩が何となく寒いヨーな…」。このワル、昔は貧民窟に巣くっていて、部屋の中でハングラのエンジンの調子をみるものだから、その騒音に耐えかねた住民が決起、追い出したのでR。
 この得体の知れんワルは、何度もハングライダーの墜落を経験しており、「アイツ、今に死ぬ象」、と言われておるのでR。近場で飛ぶときはドイサケット、気が向くと遥か彼方のイサン(タイ北東部)の方に行っておるラシー。
 彼奴が言うには、「いい寺があってヨー、住職が 「いつでも来い。グライダーも預かってやる」、と言ってくれるん蛇」、とユーことらしい。「すぐに行け! ただな、何かあったら遺産は貧民窟の方に届くヨーにしとけよ…」。

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