otaktmのブログ

チェンマイより発信

3114.チェンマイ銀砂館の日々■<都をば霞とともに立ちしかど> 2019/10/02

 能因法師は和歌の道に極めて深く没頭した人だったので、「都をば霞とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関」と詠んだものの、都にいてこの歌を発表してはつまらないと思い、人に知られないよう長期間家に籠り、肌を日焼けさせて後、東北に歌の修行にいった際に詠んだといって先の歌を公表したという。--『古今著聞集』
 “かみなづき”に入った。年の暮れちかくの秋風が身に沁みるか? 「そんなことないわ」、これはチェンマイ・ジジイの独り言。タイは、とにかく暑いんでゲス。が、クーラーかけっぱなしでウトウトしとると、途端にカゼにやられるんですナ、これが…。幼少のころ扁桃腺の摘出というバカをやったために、風邪というと先ずのどがやられるデス。ヨードの入ったgargle wash でガラガラしていると、ご老女さまのお耳にとまるんですな、これが…。ときを措かず薬が運ばれてきますデス。「呑みなさい!」「ハイ!」。
 所ジョージ(=ところが)、悪いことばかりでもないんデス。ドーモ、薬の中に眠り薬が忍び込ませてあるらしーデス。二日前には10時間ほども熟眠した、とユー話でした。

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