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チェンマイより発信

3206.チェンマイ銀砂館の日々■<君よ知るや南の国> 2020/01/15

 正月(むつき)立ち春の来らばかくしこそ梅を招(を)きつつ楽しきを経め(大弐紀卿/万葉集 巻五)
大意:正月になって新春がやってきたならこのように梅の寿を招いて楽しき日を過ごそう。
 華やかな梅のうたげ、その睦月も早やなかば、以前は“成人の日”だったのだが・・・。思い出すミニヨン、(『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』ゲーテ/堀内敬三訳)
▲君よ知るや南の国 木々は実り花は咲ける 風はのどけく鳥は歌い ▲時をわかず胡蝶舞い舞う 光満ちて恵みあふれ 春は尽きず空は青き ▲ああ恋しき国へ 逃れ帰るよすがもなし ▲わが懐かしの故郷 希望満てる国 心憧るるわが故郷
 ゲーテの南の国はどこだろう? ジジイも間違いなく“南の国”に住んでおるの蛇が・・・。
 ジジイたちが暮らす南の国では、時をおかず花が咲き乱れ、鳥は飛び交う。市場の店には名も知らぬ果物があふれ、得体の知れない日本ジジイも溢れている。そんなのがいなきゃ、いい所なんだけどねェ・・・。

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